尾形 純

静かに咲く花の色、枯れゆく葉の色、池の水面に映る影...
尾形の描き出す画面からは、幽玄で穏やかな和の佇まいが伝わってくる。

古色を帯びた独特な和の色合いを用いて描かれた作品を見ていると、
まるで喧騒から離れ、ひとり自然の中に足を踏み入れたかのように心が落ち着き、
枯淡な色で描かれた庭の世界は我々を無色界に誘っているかのような趣がある。

【履歴】
1962年
東京都出身
1991年
武蔵野美術大学短期大学部卒業 卒業制作優秀賞
1993年
和光大学人文学部芸術学科卒業
1995年
東京芸術大学大学院美術研究科保存修復技術油画終了
1997年~98年
文化庁在外研修にてニューヨーク滞在 Rustin Levenson Art Conservation Associatesにてインターン・現代絵画の技法研究ならびに保存技術の研究

【個展】
2000年
「Reflective Burn」(美術会館ギャラリー青羅・東京)
2001年
「Reflective Burn 2nd」(江寿画廊・京都),「尾形純展」(かねこあーと・東京)
2002年
「尾形純展」(小野画廊・京橋/東京), 「刻む波動(小野画廊・銀座/東京)
2003年
「Works on paperドローイング展」,「開廊3周年記念展/尾形純展」(NCアートギャラリー・東京)
2004年
「Reflective Burn」,「Study for small works」(NCアートギャラリー・東京)
2005年
「尾形純展」(ギャラリー21+葉・東京)
2006年
「尾形純展」(ギャラリー21+葉・東京)
2007年
「尾形純展」(ギャラリー21+葉・東京)
2008年
「和温の霊び」尾形純作品展2003~2008(DOKA contemporary Arts・東京)
2009年
「焼き付く形象~余韻の境地」(ギャラリーラトゥリエ・東京)
「~和温の舞台~尾形純展」/(Gallery ジ・アース・鎌倉)

【主なグループ展】
2000年
第五回アート公募入選作品展(ギャラリーSOKO・東京)
2003年
ジャパンコンテンポラリーアート展(徳島そごう美術画廊)
2004年
ビエンナーレ KUMAMOTOⅡ(熊本市長賞受賞・熊本県立美術館本館)
2005年
NAU21世紀美術連立展(東京都美術館)
平澤アートフェスティバル(平澤湖芸術館・韓国)
第一回NCアート現代展(NCアートギャラリー・東京)
2006年
日韓現代美術展ー感動と上昇の投影ー(ギャラリーアーチストスペース・東京)
第三回国際アンサンアジアアートフェア(タノン美術館・韓国)
ARTEX New York 2006/WARD‐NASSE GALLERY/New York 奨励賞
モダンクラシック/ルドネ&オガタ展(DOKA contemporary Arts・東京)
菊池武彦×尾形純 展(DOKA contemporary Arts・東京)
2007年
2007日韓現代美術100人展・表現と意思そして歓喜(ギャラリーアーチストスペース・東京)
日韓現代美術展(ギャラリーパウゼ・東京)
「GREEN」スウェーデン日本芸術交流展(府中市美術館・東京)
絵画と彫刻の調和2「水のちから」高濱英俊×尾形純(DOKA contemporary Arts・東京)
2008年
「ギャラリー21+葉の9350日」展(ギャラリー21+葉・東京)
「Each Artist Each Moment」(横浜そごう美術画廊)
「Each Artist Each Moment」(船橋西武百貨店美術画廊)
「融合 今あおについて」スウェーデン日本芸術交流展(京都市美術館)
「アジアの新しい跳躍」展 SILK Gallery 駐韓日本大使館 公報文化院/韓国
2009年
「Reality Gallery American Slide-All」(NY STUDIO GALLERY・ニューヨーク)
「Power of Red」(Asian Collection・東京)
2010年
尾形純・田内万里夫「ZEN GARDEN SHOW」(ANAインターコンチネンタルホテル東京 ・by Asian collection)
「HITOSHI’S EYE」・「Soul of Color 」(Asian Collection・東京)
2010 CAF.N 横浜展 横浜市民ギャラリー
ART OSAKA 2010 堂島ホテル
Contemporary Art from Japan セーデルテリエ市立ルナアートホール スウェーデン


【所属学会等】
日本美術家連盟会員・文化財保存修復学会会員・IIC国際文化財保存学会会員・AIC米国文化財保存学会会員

【作家コメント】
日本に伝わる色彩の世界、自然の中で映え、やがて枯れていく色調、そんな色に心に留め制作しています。水や土や空気に形がないように、絵画の表現もそのように容易に縛られたり、構築されない、強く映る自然の景色のような「絵画のありよう」をもとめて描いています。水+水性色材という極めて簡素な材料で、古来の洋画に学んだ、地塗りを活かしながら描く彩色の手法も取り入れ、カンバスを前に、悪戦苦闘の日々を過ごしています。